オークハウス大塚



〜再路線変更〜

オークハウス大塚はラウンジのある部屋が3つあり、その中でさらに寝室が分かれている。今までは303号室に住んでいたがひょんなことから401号室に部屋を移動した。

今までは7人で暮らしていたが今度は3人しかいない。人がいなさすぎて寝室の大部屋を一人で使っている。

同じ家のTさんは自分よりも15歳以上も年上で生まれて初めて入国した国が北朝鮮という訳のわからない旅の経歴を持ち、南米とアフリカを主にまわってた人である。

話を聞いているとむちゃくちゃな人である。早稲田上がりのインテリなのにオークハウスに住み、旅が好きなわけのわからない人。でもなんかわかんないけど妙な説得力があった。 彼のわけのわからない行動力、それでいてむちゃくちゃ論理的で知的な感じが好きだった。 年上の男性で寡黙な人だからそんなにペチャクチャ話したわけではなかったが、話は面白かった。

彼にワーホリに行くことを話した。
・「ワーホリ行こうと思ってるんですけど、韓国、オーストラリア、シンガポール、デンマーク、アイルランド、カナダ、、、と色々あって、でも稼げるみたいだし、多分オーストラリアに行くと思うんですけど、まだ迷ってるんですよね〜。」
・「オーストラリアって本当に稼げるの?今の仕事で稼げばいいんじゃない?稼ぐなら円が一番いいと思うよ。」
・「だってオーストラリア楽しそうじゃないですか?英語の勉強もできるし。」
・「**君、これだけ色んなところ回ってオーストラリアで満足できるの?もっと激しいところ 行った方がいいんじゃない?たとえばグァテマラで留学とかさ、いまどき英語なんてみんなしゃべれるんだし、ワーホリで英語学ぶよりもスペイン語とか学んだ ほうが面白くない?」
・「グァテマラ!??グァテマラってなんですか?そんな安く留学できるんですか!?」
・「ホームステイ込みで一ヶ月150ドルくらいらしいよ」
・「マジですか!!??ちょっと考えます!」

この話を聞いたとき今まで考えてた国にはない高揚感を感じた。南米、今まで盲点だった場所である。たとえ留学をしないにしても絶対に面白いだろう。それはTさんの話しぶりをみればよくわかる。

オーストラリア以外のワーホリ案はなくなった。そしてオーストラリアのワーホリも後回しにされ、南米に留学に行き、その後オーストラリアにワーホリに行って最後にユーラシア大陸を横断するという流れを考え始めていた。

韓国へ普通に航空券をとって行くことに決めた。HISで安い航空券を探し、6月に出発することにした

それならばやっぱりお金が必要だ。今の仕事を延長しよう。今のままでは絶対的にお金が足りない。

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