雨期のウユニ塩湖の鏡張り

バックパッカーの南米旅行記。雨期のボリビアのウユニ塩湖の鏡張り写真。3月は一面真っ白のウユニ塩湖と雨が溜まって鏡のようになる鏡張りと両方見れます。

〜ウユニ塩湖〜

夜行バスで一夜明かすとラパスからウユニという街に着く。そしてここに南米屈指の大観光地、ウユニ塩湖がある。僕は日本にいる時からウユニ塩湖とマチュピチュとイグアスの滝だけは絶対に見ようと思っていた。

ウユニ塩湖は時期によって二つの顔がある。一つは乾期に見られる一面塩だらけの真っ白な光景、そしてもう一つは雨期に雨水が塩にたまり、山、空、雲を鏡のように映し出す光景である。

僕はどうしても鏡が見たかった。色々な人からと話を聞くと、塩の光景はそんなにたいしたことないが鏡だけは人生観が変わるレベルにすごいらしい。が、雨期は3月まで、ウユニに着いたのは3月30日だった。

僕はバスにのっていたイスラエル人と一緒に宿を探し、部屋をシェアすることにした。彼女は体調が悪いらしく部屋で寝込んでいた。僕は逆にほとんど眠っていないにもかかわらず興奮していた。一日休むことも考えたが、どうしてもウユニ塩湖の鏡が見たくて、僕は宿を出てツアー会社を回った。見つけたのは日本人に有名なブリサツアーで、10時〜17時のツアーに参加することにした。何度も何度もツアー会社の人に鏡が見れるかを確認した。ツアー会社の人は鏡の所まで行ってくれると言った。

ツアー会社にいると日本人の常連っぽい人が話しかけてきた。夜、星空を見に行きませんかと言うことだった。とりあえず昼行ってから決めようと思い、泊まっている宿の場所だけ聞いて保留にした。

ツアーには日本人の短期旅行者が他に2人いて後は欧米人だった。僕はわくわくどきどきしながら車に乗った。車はツアーだけあって初めは塩湖と関係ない場所へ行き、ウユニの歴史のような説明を受けた。が、僕にとっては塩湖以外どうでもよかった。

関係ない説明も終わり、いよいよ塩湖へ。

ウユニ塩湖

確かに塩の景色はすごい。こんな景色は日本では見られない。が、別に対して驚くものでもない。こんなのがウユニなのか?ちょっと不安になった。

車はずーっと先まで走っていく。ウユニ塩湖は広い。塩の光景が見えた。一面真っ白。確かにすごい。これだけでも来た価値はある。

ウユニ塩湖

でも、やっぱり鏡が見たい。これだけでもすごいのはわかるけど、やっぱりどうしても鏡が見たかった。鏡を写真で見て、絶対にこようと決めていた。たしかにラパスで長居しすぎて雨期を外してしまったのはあったけれど、、、、、神様に祈った。

数分後、ごく普通に鏡が見える所に到着した。

「すげーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!」
「スゲーーーーーーー-ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!」
「Sugeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeee!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
「やベーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
「なんかわかんないけどあそこ天国!!!!!!!!!!」
「天国が見える!!!!!!!!!!!」
「この光景絶対フォトショで加工してるって!!!!!!!!」
「この光景絶対ドラクエに出てきたって!!!!!」

3人の日本人はテンションが上がりまくってはしゃぎまくった。楽しかった。

ウユニ塩湖

ウユニ塩湖

はしゃいだり、たそがれたりしてる間に、あっという間に時間は過ぎた。

帰りに塩のホテルに行った。鏡を見た後だと一面の塩がたいしたことなく感じる。これだけでもすごいはずなのに。

ウユニ塩湖

そして車の上に載せてもらい。宿へ帰った。このまま星空も見に行こうと昼間来てくれた人が泊まっている宿に行き、自分も入れて日本人だけで次の日の夜、車をチャーターすることになった。

宿に帰り泥のように眠った。

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