〜Wワーク(後編)〜・・・・・???
社長に連絡を取った。
翌日、派遣先の修理受付センターの責任者の***と話をした。 まったく持って理不尽な話だった。 そもそも契約を解除するのなら1ヶ月前に通告しなければならない。そのことを話しても「それは派遣元との契約だから」と言われるだけ・・ もう、どうしようもなかった。
派遣元は残業代の支払いもしていなかった。通常12時間労働になると残業代が加算される。それが支払われていなかったのである。 後日、残業代と保証金の明細が届いた。計算してみると明らかに額が足りない。
ここで強く言い過ぎると支払われないばかりか、お客さま相談センターですら契約解除されてしまう恐れがある。 とりあえず支払いは約束してくれた。とりあえず待とう。 こうして12時間労働のWワークはわずか2ヶ月で終わった。また短時間の労働に戻る。 ------ 嫌なことは重なって起こる。 結局、もとのお客さま相談センターで働くこととなった。 大抵、個人情報保護の観点から、コールセンターは携帯電話の持ちこみが禁止である。
ただでさえ、Wワークをしたことに対して印象が悪くなっている中、禁止事項を破ったのである。当然怒りはぶつけられる。 社長と一緒に呼び出され、****から注意を受けた。
・・不安になった。このまま契約を解除されたら、一気に仕事を失う。また一から仕事を覚えていかなければならない。そんなにすぐに仕事が見つかるとも思えない。どうしよう?このまま旅立つのか?でも、こんな終わり方でいいのか?このまま仕事ができなくなった中途半端な状態で旅立っていいのか?社会人として、人としていいのか?
ただ、今までからずっと仕事自体はできていた。他の人より処理件数ベースでダントツに仕事が出来ていた。誰よりも仕事が出来ていた。これが項を奏した。
確信した。「契約は打ち切らない。」 ------ 帰国してから1年が経過しようとしている。
・・・悪いことはさらに重なる。 ある日、家のラウンジに張り紙が張ってあった。 「オークハウス大塚は1月を持ってクローズします。」 ・・・仕事も失いそうな中、今度は住む場所まで失いそうになっている。 どうしようもないので新しいゲストハウスを探すことにした。
オークハウスの他の所に移ることも考えたが、ネットで調べた結果、RAKUIE三軒茶屋という所を見つけた。仕事場から家が近いという理由だけで選んだ。 ここで当然の疑問が出る。
・・・考えるのを辞めた。それを考えると頭がおかしくなりそうだった。 家の契約を済ました。1月の半ばからこの家に移ることになったが、会社がなんとなく怪しい。ここはちゃんとした会社なのだろうか?仮にちゃんとした会社だとして、ここで一から人間関係を作っていく。内覧した感じではオーク大塚と違いまともな人が多そうだった。年齢も若い、おそらく同年代だろう。今度は部屋で一人ということもありえない。 こんな状態でちゃんと人と話せるのか?
一つのことにネガティブだと何を考えてもネガティブになってしまう・・
未来へのの不安は考えない。
こうやって無理やりにでもポジティブに考えることにした。
でもやっぱり不安は消えない。 疲れた。 友達からもらった曲をずっと泣きながら聴いていた。 Michita feat. MOUTHPEACE
あせらず あきらめず 汗をかき ありのまま歩き続ける
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